「勉強しなさい!」と叱る日々にお疲れのお母様へーモチベーションマネジメントその④

ーマインド編、受容と共感、相互尊敬と相互信頼PART④

勉強にやる気が全くないお子様と向き合う時に大切なスタンスの2つ目「相互尊敬と相互信頼」についてお話しさせていただきます。

②相互尊敬と相互信頼

絶大な効果を発揮するマインドです。

しかも非常にシンプルな方法です。

相互尊敬と相互信頼とは「相手の良いところを認め、感謝して、相手の顕在的な能力だけでなく、潜在的な能力を信じる態度」です。

お子様には必ず貴重な能力が備わっている。どんな能力を持っているんだろう?そしてお子様はその能力を必ず自他に役立つように使おうとしている。どのように能力を使おうとしているんだろう?と問いかけながら、お子様と関係を持とうとする姿勢です。

以前の記事の「受容と共感」が出来ている状態が前提にはなりますが

場合によっては「受容と共感」が出来ていなくても効果が発揮できるマインドです。

具体的に説明申しあげます。

目の前のお子様の良い所を発見して

将来輝いている姿を仮にでも想像してあげて下さい。

例えばゲーム好きのお子様でしたら仮に

「この子は将来凄腕のゲームプログラマーになり、世の中の人を魅了している」

という姿を鮮明に描いて下さい。

(鮮明に描ければ描ける程、効果的です)

理想はその姿を想像して自然とわくわくして笑顔になってしまうレベルです。

お子様の未来を「尊敬」してあげて、それに向けてお子様が必ず頑張れる事を「信頼」してあげて下さい。

たったそれだけで

なぜか!お子様は勉強をし出します。

想像して描いた姿を言語化してお子様に伝えなくても、頭の中に描いてあげるだけで

なぜか!お子様は勉強をし出します。

(人格やマインドは言葉より雄弁です)

なぜか!と連呼してしまいましたが、おそらくお子様に「お母さんは僕、私の未来の事でワクワクしている」という感じがなんとなく伝わり、

それに寄り添ってみようという精神作用が働いているのだと思われます。

人を動かすのは「危機意識」ではなく「わくわく感」なのです(特に現代社会においては、危機意識で人を動かすのは困難です)。

理想は、その動線に勉強を位置付けて

「将来凄腕のプログラマーになるなら、勉強特に数学なんか役にたつと私は思うよ。そのために全力でサポートさせてくれると嬉しいな。」などと伝えてあげられればさらに効果的です。

※この「私は〜と思うよ」の「意見表現」の技法、「〜だと嬉しいな」の「Iメッセージ」の技法は後の「モチベーションマネジメントーテクニック編」でもお伝えしますが、とても大事です。

また、お子様自身に将来像を描いてもらう「フューチャーペーシング」の技法もございます。そちらは後の「チャイルドコーチング編」で詳しく説明申しあげますが

お母様の中でいわば一方的にお子様の良いところを探して、お子様の将来像を描いてあげるだけでも、まずは十分効果を発揮します。

本日の記事は以上となります。

本日もお読みいただきまして誠にありがとうございました。

続きはまた後日書かせていただきますのでよろしくお願いいたします。

南浦和の個別指導塾

浦和未来学舎 塾長 鈴木需